金融庁は、米当局が政府系住宅金融機関(GSE)2社(連邦住宅抵当金庫(ファニーメイ)(FNM.N: 株価, 企業情報, レポート)、連邦住宅貸付抵当公社(フレディマック)(FRE.N: 株価, 企業情報, レポート))への支援策を打ち出したことを受けて、国内金融機関によるGSE2社の関連債券の保有状況の調査に乗り出す。関係筋が明らかにした。
金融庁は、GSE2社が発行する政府機関債とともに、2社が保証するRMBS(住宅ローン担保証券)を対象に、国内金融機関の保有状況を聞き取り調査する予定。「米当局が支援策を打ち出した以上、日本の当局としても国内金融機関の実態を把握しておく必要がある」(幹部)と判断した。
ただ、金融庁としては、GSE2社の経営不安が日本の金融機関に直ちに影響を及ぼすとはみていない。2社が保証するRMBSは、質の高い住宅ローンの「プライム」がほとんどで、サブプライムローン(信用度の低い借り手への住宅融資)関連の証券化商品よりも損失の発生率は少ないとみている。さらに米当局の支援策は「GSE2社の財務の健全性をサポートする趣旨」(佐藤隆文長官)なので、2社のRMBSの価値を支えていく上で、プラスの影響を与えるとみている。
金融庁が2008年3月末時点で国内金融機関の証券化商品の保有状況を調査した。これによると、証券化商品全体の保有額は22兆7930億円。このうち、サブプライム関連商品が組み入れられた証券化商品は1兆0190億円で、RMBSは5兆7800億円だった。
このためサブプライム問題に端を発する金融市場の混乱については「日本の金融システムに深刻な影響を及ぼす状況にはない」(佐藤長官)との認識を崩していない。ただ、金融市場の混乱が長引けば「悪影響が日本に及ぶ可能性はある」(同)ことから、国内金融機関の保有状況と、それが及ぼす影響については注意深く点検していく方針。
ロイター
サブプライム問題ってまだまだ解決しなさそうだね。
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